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イベントキャラクターを作るなら、イベント終了後も生き続けられるようにすべし

昨日、一昨日と、今週末(6/12,13)に開催されるイベント(岐阜県で開催される「第30回全国豊かな海づくり大会」と、佐賀県で開催される「さが食育フェスタ2010」)と、それぞれの大会にいる、大会マスコットキャラクターについて書きました。
ここで取り上げた『ヤマリン』と『たべんばくん』は、それぞれ6/12,13の大会イベントの公式キャラクターです。
ヤマリン
第30回豊かな海づくり大会マスコットキャラクター『ヤマリン』
たべんばくん
『たべんばくん』
イベントというのは、
いつ
どこで
何のために
何をやるか?
が始めに決まり、それに向かって一丸となって突き進んでいきます。
開催までは目的があるからスタッフみんな頑張ります。
やりがいもあるでしょう。
ピークはやはりイベント当日ですよね。
イベント終了後は心地よい疲れと達成感に溢れていることでしょう。
問題は「宴のあと」です。
特にキャラクター、
何事も、始めがあれば終わりがあるというのはわかりますが、基本的にはイベント終了後、キャラクターは「お払い箱」になってしまいます。(特に、そのイベントの「公式」マスコットキャラクターと銘打たれたキャラクターは。)
これは、イベント関連のキャラクターにとって共通の問題です。
なので、今はブームだからという理由だけで、やみくもにキャラクターに費用をかけるのは得策ではありません。
例外的に、2005年に開催された愛知万博(愛・地球博)の公式マスコットキャラクター『モリゾー&キッコロ』のように、期間中、あまりにも人気になったため、その後”森に帰ってしまう(彼らは太古から森に住んでいるという設定です)”のが寂しすぎるということで、「エコ大使」として、今でも街中で見かけることができる。
といったキャラクターも居ます。
帰ってきたモリゾーキッコロ
『モリゾー(右)&キッコロ』
基本的に”延命”しているキャラクターというのは、人気がある。
つまり、稼いでくれるキャラクターです。
なので、イベントを企画して、そこにキャラクターを設けたいというのであれば、死ぬ気になってアイデアを出して、イベント後も延命できるような稼げるキャラクターにする覚悟がなければならないのです。
果たして『ヤマリン』や『たべんばくん』は、来週以降その姿を見る事があるのかな?