漫画家の水島新司さんと言えば野球漫画の第一人者で、その作品は、「ドカベン」「野球狂の詩」「男どアホウ甲子園」「一球さん」「球道くん」「ダントツ」「大甲子園」「あぶさん」等々、挙げればキリがありません。
その水島新司さんの「あぶさん」の主人公である景浦安武外野手が、62歳の今季限りで37年間の現役生活にピリオドを打ち引退することになりました。
あぶさんこと景浦安武外野手は、1973年に南海ホークス(当時)にドラフト外で入団し、以後、福岡ダイエー、福岡ソフトバンクとホークス一筋の野球人生で、1991年から1993年まで3年連続で三冠王を獲得したり、2007年には打率4割1厘を樹立したりと数々の大記録を打ち立てている選手なのです。
幸い、景浦選手は引退しますが、連載継続中の「ビッグコミックオリジナル」によると「引退はするがマンガは続く予定」というので、今後新たなる展開が楽しみであります。
それにしても、この「あぶさん」こと景浦安武外野手の現役引退の模様が、10月5日発売の「ビッグコミックオリジナル」に掲載されたのを受けて、翌6日のヤフードームで行われた福岡ソフトバンクホークス戦の終了後に、景浦安武の引退セレモニーが行われたのですが、これはそれだけ実在のホークス球団やファンに愛され認知されているという意味に於いて凄いことです。
「あぶさん」が背負っていた背番号「90」も事実上欠番になっているし、実際永久欠番になる話もあるそうですよ。
架空の世界と現実の世界を超えた存在。
まさにキャラクター冥利に尽きると言えるのではないでしょうか。
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