キャラクター専門家

2007年、宮崎県に東国原知事。
2008年、大阪府に橋下知事。
そして今年は千葉県に森田健作知事が誕生しました。
それ以前にも長野県の田中知事などがみえましたが、やはり宮崎県の東国原知事の誕生とその後の活動やマスコミでの取り上げられ方が、”タレント知事”（という言い方がお気に召さなければ”有名人知事”とでも置き換えてください）誕生の拍車をかけているようにみえます。
ところでサントリーという企業は、昔からコマーシャルが上手い企業なのですが、そのサントリーの缶コーヒー「ボス」のCMが面白いのです。
缶コーヒー「ボス」のCMに、ハリウッド・スターでアカデミー賞俳優でもあるトミー・リー・ジョーンズさんが出演しているシリーズのものがありますが、その最新作がこの”タレント知事”を取り上げているのです。

トミー・リー・ジョーンズさん演じる宇宙人ジョーンズに、市民が期待を寄せていたり、世論に人気があるところを見せ、無所属で知事選に立候補した宇宙人ジョーンズは、12,491票を得て見事初当選！
そして、
「この惑星では、選挙に当選すれば誰もが知事になることができる」
というナレーション。
その後、知事答弁で叩かれ、街の声でも辞めたほうがいいと言われ、結局知事を辞任。そして、
「この惑星の人気は短い・・・」
というナレーションで、缶コーヒーボス・レインボーマウンテンを飲む。
というCMです。
簡潔ですが、しかし見事に風刺されたCMです！
“宇宙人（ジョーンズ）からみたこの惑星（地球）”というコンセプトのCMですが、”外国人（トミー・リー・ジョーンズ＝アメリカ人）から見た日本”とも置き換えられるこのサントリーの缶コーヒー「ボス」のCM、このシリーズのDVD化にして販売しても結構売れると思います。