●スーパー戦隊シリーズ終了の報を受けて
キャラクター評論家「ろばと でにろう」です
今年放送50年目を迎えたスーパー戦隊シリーズが、現在放映中の「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」をもって終了するという”訃報”が入ってきました
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1975年の初代「秘密戦隊ゴレンジャー」から始まったスーパー戦隊シリーズが、記念すべき50年目の作品となっている現在放映中の「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」をもって終了するという報に接し、キャラクター評論家として、そして一人のスーパー戦隊シリーズファンとして、とてつもない大きな衝撃を受けています
1975年に登場した「秘密戦隊ゴレンジャー」、ここからスーパー戦隊シリーズが始まりました

(C)石森プロ・東映
半世紀にわたって日本の子どもたちに夢と勇気を届け続けてきたこのシリーズの終了は、単なる一つの番組の終わりではありません
これは、日本のテレビ文化における一つの時代の終焉を意味しています
現在、1年を通じて放送される日本の連続テレビドラマは、NHKの大河ドラマ、仮面ライダーシリーズ、そしてスーパー戦隊シリーズの3本しかありません
この事実が示すように、スーパー戦隊シリーズは日本のテレビドラマ史における極めて貴重な存在でした
この点からも、スーパー戦隊シリーズは単なる子ども向けヒーロー番組というだけでなく、若手俳優たちの登龍門としての重要な役割を果たしてきました
多くの俳優たちがこのシリーズで演技の基礎を学び、アクションに挑戦するという経験を積みます
松坂桃李さん、志尊淳さん、山田裕貴さん、横浜流星さん…
挙げればキリが無いくらい、スーパー戦隊シリーズ出身の俳優さんが居ますが、
彼らにとって戦隊ヒーローとしての1年間は、かけがえのない修行の場であり、その後のキャリアの礎となったことと思われます
また制作サイドにとっても、1年間という長丁場で毎週欠かさず新しいエピソードを届け続けることはとても困難だったことと推測されます
50年も続いたスーパー戦隊シリーズですが、今回のシリーズ終了の背景には、いくつかの避けがたい現実があります
・特撮番組の制作費は年々高騰し、かつてのような予算での制作が困難になっている
・日本の少子化は主要なターゲット層である子どもたちの絶対数が減少し続けており、玩具販売を含めたビジネスモデル全体に大きな影響を与えている
これらの観点から、積極的に海外展開を進めてほしかったのですが、ウルトラマンシリーズや仮面ライダーシリーズと比べてその点がうまくできなかったことは何より残念でなりません(ウルトラマンシリーズや仮面ライダーシリーズの海外展開が大成功しているとは思っていませんが)
とは言え、一縷の望みでは無いけど、ウルトラマンシリーズも仮面ライダーシリーズも、現在は新作が制作されているが、その歴史の中で制作されない空白期間があったわけですが、一方、スーパー戦隊シリーズはこの50年間、一度も途切れることなく新作を作り続けてきました
なので、今回の終了を「休養期間」と捉えて、時代が変わり、新しいビジネスモデルが確立され、そして次の世代が正義のヒーローを求める時スーパー戦隊は必ず復活すると信じて、今は50年間ありがとう、そして、いつかまた会おうと言っておきます
50年に渡るスーパー戦隊シリーズ

(C)テレビ朝日・東映AG・東映
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キャラクター評論家 ろばと でにろう
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