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宮崎駿監督の最新作『崖の上のポニョ』が劇場公開されています。

宮崎駿監督の最新作『崖の上のポニョ』が夏休みに合わせて
2008年7月19日より劇場公開されています。
『崖の上のポニョ』は、『ハウルの動く城』以来、
4年ぶりのスタジオジブリ制作の長編アニメーション映画で、
宮崎駿監督は『千と千尋の神隠し』以来の、原作・脚本・監督の3役をこなしています。
公開前は、『ハウルの動く城』の時と比べると、
あまり話題になっていないような気がしていましたが、
公開後の評判を見聞きしていると、評判は悪くなく、
むしろこれから上り調子になっていくのではないでしょうか。
『崖の上のポニョ』のストーリーは、
海沿いの街を舞台に、
“人間になりたい”
と願うさかなの子・ポニョと、5歳児の少年・宗介の物語です。
と、実にシンプルです。
こうしたストーリーや、藤岡藤巻と大橋のぞみが歌う主題歌からもわかるように、
前回の大人向けの『ハウルの動く城』から一転して、
今度は『となりのトトロ』のような、子供向けの作品と言えます。
いつも(とりわけ『千と千尋の神隠し』以来ですが)宮崎駿監督作品は、
観客動員数や、興行収益といった数字が主な話題になりますが、
そういったものがプレッシャーとなることなく、
まずは、宮崎駿監督が描きたい作品、
そしてそれが、観るこちら側にも充分楽しい作品にであるという、
極々シンプルな、言ってみれば”幸せな構造”が
これからも続くことを、映画好きなわたしは願い続けております。
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