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『ひこにゃん』の使用料が、今年の7月分から原則有料に

滋賀県彦根市が『ひこにゃん』の使用料を今年の7月の使用分から原則有料にすると発表しました。
2010年年賀状を仕分けするひこにゃん
『ひこにゃん』の使用料は、『ひこにゃん』の商標を持つ彦根市が、今まで無料で使用させていました。
“原則”というのは、営利目的のグッズ販売などでは使用料を徴収するが、一方で公共団体や市内業者向けには、例外として無料や減免の優遇措置を設けて対応するからだそうです。
滋賀大学の調査によると、『ひこにゃん』関連グッズ販売額は2007年に17億円、2008年は17億円と推計されています。
今後、この数値はどう変化していくのでしょうか?
それにしても今回の発表は唐突な感じを受けますよね。
しかしこれは、くだけて言うと、『ひこにゃん』を市の財産とみた場合、地方公共団体の財産を無料で貸し出してはいけない、という事に抵触するからということだそうです。
クリス・アンダーソンの『フリー』ではないですが、『ひこにゃん』がここまで人気が広がったという理由は様々ありますが、今まで使用料を無料にしていたからというのも一因にあったことは確かでしょう。
そういう意味では、使用料が有料になる7月以降の『ひこにゃん』の扱われ方に注目していきたいと思ってます。
「政治とカネの問題」というフレーズが良く使われますが、「キャラクターとカネ」に関する問題も、今後考えていかなければいけない段階にきているような気がします。