「可愛くない」と酷評された、来年開催される平城遷都1300年祭の公式キャラクター『せんとくん』でしたが、どうもこのごろは風向きが違うようで、一転して人気を集めているようです。
グッズの売り上げは4月以降、前月比50％増だそうです。
奈良県内に4ヶ所ある『せんとくん』のオフィシャルショップでは、ぬいぐるみや筆記用具、Ｔシャツなど約70種類が売り出されている他、東京や大阪などでも販売されています。
今年3月末までに事業協会に入ったライセンス使用料は約380万円だそうですが、今後さらに増えるのは必至です。
『せんとくん』の着ぐるみも引っ張りだこで、昨年8月以降、既に約200件のイベントに出演していますが、こちらも出演以来が絶えないそうです。
キャラクター発表当初は、
『気持ち悪い』
『可愛くない』
などで、良い言われようはされなかったのですが、しかし何にせよ、マスコミに取り上げられたことが、結果的に認知され、人気につながったと言えます。
“そこそこ”な、無難なものを作るより、思い切ったものを作る方が良いという例として参考になると思います。
