キャラクター専門家

『週刊モーニング』（講談社）に『クッキングパパ』（漫画家・うえやまとち氏原作）という料理漫画が連載されています。
主人公の荒岩一味は、2児の父親でサラリーマンで”料理好き”な満点パパという設定で、この荒岩一味と、あたたかい絆で結ばれた荒岩一味の家族を中心に話が展開されています。
この荒岩一味をはじめとした登場人物が料理の腕を振るうというシンプルな展開ですが、毎回料理レシピもしっかり紹介する内容のせいか、主婦層にも人気が高く、1984年に連載が開始されて以来、長期に渡って人気を博しています。
現在、単行本は第104巻、エピソードは1000話以上連載されており、『週刊モーニング』誌上では、最長作品となっており、テレビで、アニメ化されたり、実写ドラマとしても放送されたことがあります。
その『クッキングパパ』ですが、先日（5月22日）に発売された単行本・第104巻52ページ収録の「ナポリのピザ（マルゲリータ）」のレシピにおいて、ピザ生地の分量に間違いがあったとして、同誌の公式ホームページで発表されています。
（作品中のレシピに「強力粉45g」と記載されているが、正しくは「強力粉450g」だそうです。）

今やアニメ（漫画）と言えども、それに掲載されるストーリーや登場人物の言動等が、われわれの社会生活に何らかの影響を与え得るメディアですから、こうした、大袈裟に言えば謝罪とも言える訂正（それも迅速な対応）が必要不可欠なのかもしれませんね。