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『千と千尋の神隠し』について

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■この『千と千尋の神隠し』を観たアナタはこの作品から何を感じるでしょうか?
千と千尋の神隠し
 この作品に限らず、宮崎作品というのは、その人が何を感じるのかを
 試されているのだと、何かの書評で読んだことがあります。
 「『千と千尋の神隠し』?、食べ過ぎに注意!っていう作品でしょ」
 なんて、のたまわったツワモノも炉鳩は知っています(笑)
 う~ん、案外そうかもしんない(^_^)
 まぁ、それはともかく、
 『千と千尋の神隠し』を観て、アナタは何を感じるでしょうか?
■炉鳩は『千と千尋の神隠し』から、優しさを感じました。
 ハク、かまじい、リン、チビ(かまじいのところにいる虫)達、などなど。
 千は、いろんな優しさに支えられて頑張れたのです。
 そして、千も優しさを与えます。
 その千の優しさに触れたカオナシ、
 おそらく優しさというのに触れたのは初めてなのでしょう。
 途中、暴走しますが、それは、
 『千は優しくしてくれたから、俺も千に何かしてあげようと優しくしている
  のに、千は何も俺から受け取ってくれん。何でじゃあ~、うがぁ~』(笑)
  ってな感じだったと思うんです。
 つまり、カオナシもまた、優しさを与えようとしていただけのこと。
 
 そう、この『千と千尋の神隠し』は、
 
“やさしさが連鎖する映画”
 とでも言うべき作品なのです。
 ちなみに、炉鳩もよく言われます。
 「炉鳩さんって、やらしいのね」・・・って、”ら”かよ!(^^;)
■メッセージ的なものを感じた場面といえば、
 ラスト、ハクが千尋に、「振り向かないでお行き」と言ったのは、
 『せっかく新しい自分が見つかったんだから、過去を振り返るなよ』
 
 という意味に炉鳩は受け取ったんだけど、アナタはどう思いますか?
 あっ、あとは、かまじいの、 「愛だな、愛」 でしょうか。
 
 優しさとは、愛情からくる。愛情があるから、優しくなれる。
 
 やはりこの作品にはそういったことが根底にあるのでしょうか
 
■それから、炉鳩は個人的に、千たちがが片道電車に乗って、
 銭いばに会いに行くシーンが大好きです。
 特にセリフとかがある訳ではないんだけど、
 ノスタルジックと言うか、なんか妙に懐かしくて泣けてくる感じがするから。
 と言えば、わかってもらえるでしょうか
■それにしても、この『千と千尋の神隠し』は、実に多彩なキャラクタが登場してきます。
 
 湯ばあば、かまじい、チビ共(こんぺい糖が好きなのがイイです)、
 ハク、リン、坊/坊ねずみ(炉鳩は坊ねずみの方が好きです)、
 三つ頭、クサレ神(=川の神)、オオトリさま
 (名前はわからないが)千がエレベータで一緒になるヒゲの神さま、
 そして、カオナシ。
 その他にも、名前はわからないが、いろんなキャラが登場してきます。
 それらはとてもユニークです。
 そして、それらを観るだけでも、そして、それらがやる事を観るだけでも、
 充分楽しめます。
 好きなキャラをひとつだけ選べと言われても、
 ハッキリ言って、炉鳩にはできません、無理です。
 
 たとえば、あれだけ暴れまわったカオナシが、
 銭いばの家で、しおらしくティーカップでお茶したり、手芸を手伝ったりする様子。
 たとえば、坊ねずみと虫の電車内でのはしゃいだり、疲れて眠るさま。
 そんな何気ない、細かい行動がたまらなく愛らしいです。
■それにしても、炉鳩は『千と千尋の神隠し』をもう何回観ているかなぁ~
 劇場で観たあと、日テレで放映される度に観てるハズです。
 そういう感じで何回も観ているのですが、
 観るたびに違う角度で、違う発見があります。
 あるときは千/千尋、あるときはハク、今回はカオナシの立場から観てみる
 といった具合に、自分の観る立場を変えると、その度ごとに新たな作品を
 観ているような感覚で『千と千尋の神隠し』を楽しめます。
■それから、『千と千尋の神隠し』は映像美を感じられる作品です。
 ”アニメなのに”というとファンには怒られるかもしれないけど、
 『千と千尋の神隠し』には、
 ”ハッ!”とするような美しさが感じられるシーンがあります。
 たとえば、花の中を、ハクと千が駆け抜けていくシーン。
 この背景に流れていく花の描写は、これ以前のアニメにはなかった美しさです
 たとえば、月明かりの夜のシーン。
 実写のような月の明かり具合が見事で、夜の静けさが伝わってきます。
 それぞれ、印象深いシーンとしてアナタの頭に焼き付くことと思います。
■それから、アカデミー賞ネタが好きな炉鳩としては、
 この『千と千尋の神隠し』は、
 2002年度のアカデミー賞で長編アニメーション映画賞を受賞した作品である。
 ということも付け加えておきます。
 
 宮崎駿監督らは、当時、アメリカのイラクへの宣戦中とのことで、
 授賞式には参加しなかったのが残念でしたが
 (式自体も派手さはなかったのですが)
 
■という訳で、この『千と千尋の神隠し』
 宮崎駿信奉者の方、
 キャラ好きな方、
 そして、
 美しいくて、奇妙で、奥が深い。という世界観を楽しみたい方、
 にお勧めします。
 さぁ、アナタも映画観ましょう!

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