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今年は坂本龍馬の年ですから、キャラクター界も龍馬に注目です。

前回のブログで
「今年1番の注目キャラは『せんとくん』でしょう」
と言いました。

しかし、もう1人(1体)注目しているキャラがいます。
それは土佐で開催される、「土佐・龍馬であい博」のキャラクター達です。
ご存じ、今年のNHK大河ドラマ『龍馬伝』に併せたイベントと、そのキャラクターです。
今やNHK大河ドラマは、その主役に関連した土地は、その年に観光客が増えるという、いわゆる「大河ドラマ特需」がおきるのですが、今年は高知県・土佐がその恩恵を受けるのは間違い無く、イベントは一定の成果をあげることでしょう。
ただ、キャラクター評論家の観点からすると、このイベントのキャラクターに、今後の動向を注目したいなと思わせるものがあります。
というのは、このイベントキャラクターは、『龍馬伝』にも登場してくる、坂本龍馬をはじめとした、人間そのまんまなんですよね。
これはなかなか難しいのですよ。
確かに画(え)でも着ぐるみでも「土佐・龍馬であい博」の坂本龍馬は可愛らしくて、まさにキャラクターなのですが、一般的に人気になるのは、
・井伊直弼から派生させて「ひこにゃん」(ねこ)
・直江兼継(なおえかねつぐ)派生させて「かねたん」(いぬ)
・童子と奈良の鹿の角で「せんとくん」
といった具合に、
「ゆかりのあるものから創作されたもの」
が基本なのです。
なので、そのまんまの今回のキャラクターは今後の動向を注目したいと思うわけです。
まぁ、龍馬さんだから、江戸幕府を倒して明治維新を成したように、今までの慣例を打ち崩してくれるだけの”キャラ”ではあるのですがね。